体が不自由になってから荷物が増えた。
そリゃ昔は小さなアタッシュケースに仕事道具やパソコンと一緒に替えのパンツとワイシャツと靴下2セット、それとお気に入りの髭剃りがあれば、1週間でも2週間でもどこでも出かけられる気持ちだった。
クリーニングに出したって、間に合わなければ現地調達でいいやって感じに考えていたからだ。
それが今では特大のトランクにいっぱいの荷物を持って歩く。2泊でも1週間でもそう荷物は変わらない。いや、日数に対してオムツの量が変わるのでそれが一番かさばる荷物だ。国内の時は買って補充すればいい。しかし海外になるとやはり使い慣れたものとなる
のでなかなか現地調達の冒険ができない。
持っていくものをあげてみよう
・オムツ、パッド類、日数分+2日
・お尻拭き濡れティッシュ
・臭いが漏れないビニール袋
・防水シーツ3枚
ホテルで過ごす場合、ベッドを汚してしまうんじゃないかというのがいちばんの心配事だ。毎日シーツ交換があるからといってそこは恥ずかしながらいつも心配している。尿意のわからないボクにとって、普段の秘め事のようなことなのだが。
そして、使用済みのパットは、赤ちゃんで経験したことあるかもしれないが結構匂う。バスルームのトイレ脇のエチケットボックスに捨てるのが順当だと思うけど、まあ僕のそれは大きくて入らない。しかも1日に数枚。で、赤ちゃん用やペット用の匂わないビニール袋っていうのを持っていく。最近では生ごみ用、介護用も出回ってきた。20リッターぐらいのがちょうどいい。それを持参してトイレ脇に置く。
そんなことをやっていると、大抵のホテルのお掃除係の方達はトイレに余分のビニールを置いて行ってくれたり、大きめのゴミ箱を置いて行ってくれたりすることもある。
ベッドも防水シーツが敷いてあるのを知るとバスタオルなどを余分に置いて行ってくれたり。この部屋の客がどんなだかわかればいろいろ想像を膨らませてサービスしてくれる。
意外に、でも結構嬉しいサービスに、部屋のドアにドアストッパーをさりげなく置いて行ってくれること。
車椅子を押して出るのに必要だよねって。部屋の中に見えない会話がうまれる。ありがとう。