最近、海外に出向くことが多く色々なお国の違いを垣間見るとこがある。
バリアフリーについてもしかり。
電車に乗ることひとつとっても国によって違う。

日本で最寄の駅から電車に乗るとしたら、まず改札で「◯◯まで行きたいんですが」と告げる。すると、駅員さんが事務所の中で連絡を取り「△分発の渋谷行きにお乗りいただけます」と準備してくれる。だいたい2~3本後の電車だ。ホームまで来てくれて、スロープを渡してくれる。マイクで「10号車のお客様完了です」と乗り終わったことを車掌さんと運転手さんに報告する。

また、降りる時もたぶん車掌さんがその駅になると10号車降りる旨確認し、降りる駅には駅員さんがスロープを持って待っていてくれる。時間はかかる。しかし安全だ。そんな話を車椅子に乗っている友達に話したら、「スロープ頼まなければ、普通に乗れるよ」という。

たしかにあのホームと電車の10センチくらい間が空いているのが不安でなければ、それも行けるか… 今度は鉄道会社に勤めてる友人に聞くと事故があった場合とか、その隙間に挟まっちゃったりしたらとか思えば面倒でも頼んでくれなきゃな」と推奨していることを強調していた。「毎日のお勤めでも?」

この前、香港で車椅子はどこに乗るといい?と聞くとスロープがいるの?と聞かれた。スロープは特別頼まれない限り出さない。この電車は、いるなら一番前、いらないならどこでもOK (車椅子、ベビーカーなどがいられる場所確保は3ヶ所くらいあり)。日本のようにスロープ必須でもないようだ。ぎゃくにスロープいるひとは言ってねくらいのスタンス。電車とホームの隙間はほとんどない。一番前は車両の半分くらいがそれ用のスペースになっていてひろびろしている。介助者用の椅子もある。
日本に比べて自由度が高い。自己責任なんだそうだ。自由な分ね。どちらが良いのかな?守られている日本と。