3月は離婚が1番多い月だと聞いた。子供達の進学・進級に合わせて4月から新しい場所で新しい名前で、というのが1番の理由だという。親も子も心機一転である。

次は妻を扶養している場合、12月の年末調整が終わってから、なんていう合理的考えのかたがたもいるそうだ。そんなことを理性的にあれこれ考えられるなら、離婚しなくても良さそうなものだけど。人というものはあれこれ色々考える。

だいたい赤の他人だったふたりがだいたいにおいて妻と夫になるわけだ。
家族の中で血縁でないのはその2人って状態から家族は始まる。血縁関係があるかないかそれほど重要なことなのかと言われればどうかわからないが、生まれも育ちも違う2人がある日、一緒に暮らそうと約束する。生計も共にしようと。

生まれも育ちも違うという意味では血縁関係がある家族はどこかかしこ生活習慣などで同じような価値観をもちやすいといえるだろう。
妻とボクの実家はサラリーマン家庭と商売をしている家庭の違いはあるものの、驚くような違いはなかったと思う。そういう意味では価値観が似ていたのか?
いや、あまりにもボクらが突飛すぎて「家族とは」の定義から外れていたのかもしれない。そんなぼくらもほぼ40年もの結婚生活を歩んできた。

妻の関係者からは「すぐ離婚すると思った」と初期の頃から言われ続けていたのにだ。ボクには「別れる」なんていう選択肢はなかったけど、実際妻はどうだったのか?いまだにわかってない部分もたくさんあるような気がする。今年でもう14年になる介護生活をしてくれている妻。どう思っているんだろーなーと離婚の多い月3月の話を聞きながら考える。