香港まで視察旅行に来た。香港の車椅子会社を数社回ったあと車椅子で乗れるハイヤーやタクシーなんていうのも政府観光局で聞き込みもした。
実際は、2月か3月あたりに旅を計画している。

そういえば、香港でめっきり日本人観光客に会わなくなったなあ。若い頃は本当によく香港に来たもんだ。どこかヨーロッパに行く時もわざわざキャセイを選んで香港にトランジットして帰りに寄ったりするぐらい好きだった。まだ返還前の話だ。イギリス付きのボクとしては、色濃くのこったイギリスのカケラが見えることが好きだった。それとアジア、香港の独特な混じった魅力、好きだったなあ。



香港の公用語は広東語だけど、イギリスの植民地時代が長かったから英語を話せる人も多かった。広東語、英語、ヒンズー語、もちろん北京語、その次ぐらいに日本語を観光客相手に話す人もいたんじゃないかな?それぐらい日本人観光客も多かった。実際が英語を母国語で話さない国の英語はわかりやすかった。話しやすかった。

が、今回行った香港は、香港に関して何か調べ物をするのにホームページを見てランゲージを選ぶところには日本語なんて出てこない。時代も変わったものだ。
中国に返還してもう26年ぐらい経つのか… それからもいろんな事件があったりで観光の人気の場所からは外れてしまったのか。もう11月だというのに台風が近くまで来ていて雨が続く香港の滞在で、ポッと九龍側から対岸の香港島を見れる機会があった。

それまで結構忙しく小さな会社を回っていたボクは昔の香港とは随分変わっちゃったなあ…ばかりが頭をよぎっていた。でも、その風景をみているうちにどんどん昔の香港が蘇ってきた。ペニンシュラのロビーも街のクリスマスイルミネーションも、アフタヌーンティーもプロのドアマンの様子もあれ?
「昔と変わってないかも」道の真ん中まで張り出していた電飾の看板はめっきり少なくなっていたけど、数日滞在していると活気のある、ちょっとだけイギリス風な街の中も健在だったことに嬉しくなったボクでした。活気に満ち溢れた観光の街は健在でした。日本人でなく、他の国も人で溢れかえっている街にはなったのかもしれないですが。


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