11月3日、ボクは白良浜にいる。
南紀白浜空港に降りたのは朝8時半くらい。レンタカーに乗ってあっという間にそこについた。「白良浜deひらひらTシャツアート展」を見にきたのだ。
「福祉×アート×観光」のバリアフリーイベントとして11月2日から5日までおこなわれた。
このイベントを通じて、障がいのある方々の社会参加と経済的自立に貢献し、誰もが安心して過ごせる空間の提供を目指しているそうです。アドベンチャーワールドなどの団体や街の色々な参加が垣間見えました。
作品は全国の色々な人が描いた絵や、撮った写真などなどをTシャツにプリントして砂浜 にヒラヒラ展示するという仕組み。
ボクもいつもVRアートで絵を一緒に描いている、ある施設の利用者さん2人と、スタッフさんとボクがそのイベントに参加。
もちろんみんなVRで絵を描いた。出すに至るまで紆余曲折あり、でも「作品展に出そう」と決まってから、ただ絵を描いている仲間だったのが、同じ目標に向かう仲間ともなりました。ボクはいつも一緒に描いているだけじゃなくて、教えたり教わったり最近はみんながいるからもう少し描いてみるかなんて思ったりもする。
ただの趣味にも満たないお遊びに毛が生えたような活動なんだけど、きっと倍くらい歳が下の彼らがいるから続けていられるんだなぁと最近は思う。
喋れない動けないボクが3Dの絵を介して彼とコミニュケーションとっている気がするのだ。もちろん絵を描くのはゴーグルをかぶり、孤独な作業なんだけど。
その作品がヒラヒラ風を受け、気持ちよさそうに舞っている姿を見たら、なんか目頭が熱くなりました。
作品展のTシャツが200以上ヒラヒラたなびく光景に感動しました。
運営の方々や、お手伝いといっていた役場の力持ちの青年に海岸用の車椅子を押してもらい、みんなの作品を探しながら歩いた砂浜。11月なのに、熱々の良い天気に恵まれ日焼けしました。ほんとに目に焼きつくほど綺麗な光景。
Tシャツはラグビー日本代表も着用している会社のオーガニックコットン。メイドイン和歌山。縫製や印刷のいろんな工程で障がいを持ったかたも参加、一部はお給料に当てられます。ボクらはこのイベントに向けて羽田から南紀白浜へ。観光という意味でももちろん、街を上げてのイベント大成功ですね。あ、まだまだ赤字と運営の方はおっしゃっておりましたが。
白良浜deひらひらTシャツアート展 HP
https://www.npocolon.org/action/28/