ああ、やっぱりこれは人間として自分でできたらなあと思うことの究極は、排尿と排便だ。
まだよく分別がついていない2・3歳まではやはり、オムツだ。それが、親が教えたり周りを見たり、いつのまにか脳がトイレで尿や便をすることを覚える。
そしてそれは60年近くはだいたい、問題なく続く。
中には酔っ払って正体をなくしたり、病気に一時的になったり、相当の意識不明や自覚がないような時に起こる失禁はある。
60歳すぎる頃から、特に女性が多いと聞くが(膀胱から排尿作業の形の違いによる)、おしっこが近くなったり、「トイレに行きたい」と思った瞬間に出てしまう現象が起こり始める。
女性ばかりかと思われがちだが、男性にだってある。「キレが悪い」と呼ばれるコトで、出終わったと思っていたのに、まだ残尿がたれてしまう…でズボンの前を濡らしてしまう。
あれ、こんなはずじゃなかった。歳を感じる現象だ。
自分の排尿機能がめっきり衰えてしまったとかんじる。「トイレに行きたい」と感じた瞬間に出てしまう、漏らしてしまうらしい。
ボクはそんな歳を迎える前にオムツになってしまったので、出たいという感覚すらわからない。いや、わかると自分はちょっと前まで思っていたのだ。
出る感覚はあるから。でも、先に話した女性や男性の排尿問題の極まった状態が今のボクの状態かなと自分勝手にボクは分析している。
出たいが出る時。
出ちゃった時が出る時。
まあ、そんな情けない人には言えない話を熱心に聞いてくれた会社があった。色々な排尿の悩みをかたちにしている。
オムツだけしか選択肢がないと思っていた(いや、他社のでかい色々な機械を試してみたことはある)ボクは最近、これが一般的になる日も近いと、思っている会社の製品がある。
体にそのまま装着。人工膀胱のよう。たまった尿はそのままトイレに排出できる。「コンタクト・ブラッダー」という製品だ。体に装着したらパンツを履く。管で下の方に流すのではない。本当にペニスの一部みたいだ。
ボクのような病気や高齢でおむつが必要な人だけでなく、働く長時間トイレに行けない人や(たとえば宇宙飛行士や長距離運転手)、先に話した尿に悩みのある人なんかにはうってつけだと思うんだけど。
いまはまだ男性だけだが近い将来女性用も開発されるはず。
テスト販売がはじまったらしい。これからも注目したい。
■排尿ケア製品「コンタクト・ブラッダー TIMESHIFT」
https://timeshift-is.com/