「福祉✕VR」で様々な活動をされている一般社団法人デジタルステッキの登嶋健太さんと、南アフリカ政府公認サファリガイドの太田ゆかさんが、クラウドファンデングで支援してくださった方々や後援してくださっている一般の方向けに講演会、イベントが4月14日行われた。


「バーチャルサファリIN TOKYO」
普通は、アフリカに行きたくてもなかなかいけない。費用もそうだし、遠い国だ。しかもボクみたいに体にバリアがあったり高齢だったり、行ってみたいとは思っても、色々な理由でなかなかハードルが高い。
ゆかさんはアフリカのサファリでガイドを務めるだけではなく、サイのツノを残虐な手口で切る密猟者から保護活動など様々な動物の保護活動を自身でクラファンを立ち上げて行なっている。さいのツノを根本から切ってツノ目当ての密猟者から守るのだ。でないとサイは命までもとられてしまう。

そんな模様を生中継で支援者に配信している。
以前ぼくもその配信を拝見したが絶滅の危機に瀕しているサイを守るために大勢のスタッフとヘリコプターを使ってのサイの捜索や獣医さんの診察などなど自然を相手に人間たちも必死だ。

そんな大自然の中に360度カメラを持って大田ゆかさんのガイドのもと登嶋さんがすごい映像を撮ってきた。クルーガー国立公園。大迫力だ。
ああ、これがボクの行きたかったアフリカの景色だ。VRゴーグルをつけるとすぐに没入していく。



サファリカーのすぐ横をゾウやライオン、チーター、サイなどが通って行く。動物の糞を発見してはフンコロガシの話を聞く。これぞ、VRの醍醐味。
大田さんが解説してくれている話を聞きながらぐるっと360度の景色を自分のタイミングで見れる。そう、その場所にいるかように。
久々にVRの醍醐味を満喫した。



会場内には新しい取り組みとしてスープスタジオのペーパードームでも映像が見れた。
半円球のダンボール製のモニターに360度で撮った画像を映し出される。なんらかの事情でVRゴーグルがつけられない人や寝たきりの方など、まるい天井ののようなところで見られる。半個室に作られた当日の小型なものはそれだけで没入感が得られた。

プラネタリウムを寝たきりの人に再現したのがきっかけだそうだが、これから色々なところで見られるようになるんではないかな?手軽で比較的安価だそう。ぼくも今やってるVRアートをこの中で見れたら絵の中にいるように見れるんじゃないかなとか想像した。いいイベントだった。VRの未来が見えた気がした。

■さまざまな場所で(老若男女障がい有無なく) バーチャルサファリイベントの開催できればと思っているそうですので、興味のあるからはお問い合わせください。
(お問い合わせ先)contact@ittaki.com