携帯に「内閣府ホームページ」というタイトルのメールが入った。
【50,000円給付金】電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金のご案内というものだ。
令和5年に住民基本台帳に登録されている人に給付資格があるからポータル申請サイトにアクセスせよとのこと。
最近の不出来なフィッシング詐欺メールに比べたら出来の良い方の詐欺メールだ。
そんなようなことをテレビのニュースで聞いたことがあるようなないような… ボクの携帯にこのような詐欺メールが入るのは初めてのことだった。父の携帯にはとある通販サイトを名乗る詐欺メールが来た。「あなたのアカウントが停止されました。」そんなようなメールだ。月に何回か通販サイトで買い物をする父は、近々に園芸用品を購入する予定もあったので「困ったぞ」とついアクセスしてしまいカード情報などを入力してしまった。翌日カード会社から電話が入り海外での不審な買い物にストップがかかってようやく詐欺だと気がついた。
通販サイトのフィッシング詐欺はかなりの人にメールが入っている。カードが使用できませんでしたとか、通販サイトでお使いのカードが詐欺に遭いましたとか、さまざまな手口。
そうそう詐欺に遭った救済だという詐欺が多い。
全くひどいものだ。
妻は、よくネットの買い物で使っているカード会社から電話があった。
「今〇〇カードで大阪のテーマパークのチケットを複数枚購入されようとしています。ご本人ではありませんよね?」「違います」「それではカードをおとめします。ご本人確認のため生年月日と住所をお願いいたします。」妻「???」これって本当のカード会社の人?それともこれが詐欺?」わからないではないか。一瞬黙る。するとあちらも慣れたもので「(その)カード会社のホームページに電話番号が書いてあるから今電話があった旨お伝えください。続きをお話しできます。カードはすぐお止めします。今から使えなくなります」とのこと。スキミングだ。日本でしか使用していないのにスキミングに遭ってしまうのか。
そのカード会社からの電話でも聞かれたが、カードを最後に使用したのはいつでどこだったか?その1週間前、京都に行っていた妻は20人以上の食事代をそのカードでまとめて支払っていた。それが本当の買い物で今回のが詐欺だってどうカードは認識したんだろうか?両方とも住んでいる地から遠く離れている。
カードを支払うとき通すと危ない買い物は即座にカード会社に危険信号がいくらしい。AIの力に脱帽だ。
毎日毎日、新しい詐欺のメールが生まれては大量に送られる。何千人に一斉メールしたら何人かは被害に会う。注意しても注意しても新しい手口でやってくる。
自分は大丈夫だと思っている若者もけっこうひっかかっているらしい。