ボクのVR元年は2012年かな。
もっと前にグッズは家にはあったんだけど(360度カメラ、THETAとか)あまり興味を持っていなかった。
それが、2011 年にクモ膜下出血で倒れた翌年だったか、娘がアメリカにプチ留学に行った。
その際撮って送ってくれたロスの風景を入院中のベッドで見たのだ。
「おいおい危ないじゃないか、後ろに危なそうな男がこっちを向いてるぞ!」ボクが昔行った先のその場所を「ほら。パパここ?ここにきているよ!」そういって映してくれたのだ。
懐かしさとともに娘と一緒に旅行に行ったような感覚をおぼえた。病室のベッドの上なのに。
それをどこかの記事に書いたのだ。「こんなサービスあったらいいのに」と。
するとVR専門サイトのPANORAの編集者が「いるんですよ、そんなサービスをやってる人が」と紹介してくれたのが、登嶋健太さんだった。
介護施設で、動きづらい高齢者のリクエストを聞いて映像をとってきて見せている。
360度の映像とビデオの違いは自分が向いた方向の映像が映し出される点だ。より、自分自身が風景を見ているように感じられる。
登嶋さんは、その後東京大学の先端技術研究所で研究をはじめ、高齢者などに360度の映像を提供してきた。ボクも入院する部屋に映像が届き外にいる気分も味わえた。
動けない者にとってこの活動は有意義である。
一方、太田ゆかさんは2016年から南アフリカのサファリガイドとして動物保護活動をしている。
自然の素晴らしさや動物の保護活動をいろいろな方に知ってもらいたいと活動を積極的に続けられている。
最近では日本のメディアにもたびたび登場されているので、ご存じの方もいらっしゃるかもしれない。
そんなお二人がタッグを組み、福祉の現場でサファリツアーをVRで行えればと、クラウドファンディングを始めた。
高齢者やお体が不自由なかたがたにサファリにでかけたような風景をお届けする。ボクも応援している。
ベッドで、娘と海外に出かけた気分を味わえたあの感動をぜひ味わってもらいたいからだ。
※写真は2枚ともクラウドファウンドHPより転記
■クラウドファンディング
【福祉×VR】臨場感あるバーチャルサファリ体験をみんなに届けたい!
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