最近、「推し活」の話を原稿に書いた。そう、「推し活」とは、普通はアイドルやタレント、アニメのキャラクターなど自分が一番好きになった対象を応援する活動のことだ。
最近では、「推し活」がかなりみんなに浸透していて、ボクはあのグループのあの子なんていうのは当たり前の話で、高齢者だって韓流のタレントの推し活や、パンダの推し活、お笑いのマニアックな方の推し活だってしている。世の中の半分以上は「推している」何かがあるという統計もある。それが極まって、10代の女の子たちの「推し」は身近にいる同性の友だちを「推す」のが流行っているそうだ。
で、ボクが最近推しているのは2人の若者。以前からVRアートを一緒に書いている発達障害の特性を持つYくん。彼はVRアートを始めてから積極的に施設に通って3Dの絵を描いているそうだ。ボクはYくんのVRアートの大ファンである。かなり推している。もう一人10歳のやまだともかちゃん。その家族が食べる朝食のYouTubeを見ている。ほのぼの見ているとほとんど食欲のない朝でもなんとなく「さあ、朝だ、ご飯でも食べるか!」って気持ちになる。なんでもない日常の光景が流れるがなんとなく目が離せない。ボクのもう一つの「推し」である。
その、ともかちゃんも書道の文字を書いたり、絵を描いたり、面白い絵をたくさん描いている。「わあ、すごいこんな絵を描くんだ」そう思ってみていた。最近その絵をGOODSにして販売し始めた。「推し」としてはやっぱり欲しくなる。ともかちゃんのコップで朝食だ。きっとボクは、創造しているエネルギーが好きなんだなあ。描いているところも見てみたい。生み出す力ってすごい。

何かを作り出すってすごい!そんな人たちを「推す」。それって誰かにほんのちょっと自分を置き換えてみたりしているのかもしれないって思うこともある。それも何かに委ねているってことか。
キラキラしたエネルギーを浴びている。
「推し活」っていいエネルギーをもらっているんだよなあとつくづく思ってしまう。もう少しボクも何かできるかもしれないと思って、彼ら、彼女らをみている。動けなくても色々な創造の力が湧いてくる。