日本一早い桜祭り、沖縄の八重岳。
沖縄の桜は、ソメイヨシノではないものの濃いピンクが山頂までの曲がりくねった道を車の天井スレスレまで伸びている。
ヒカンサクラという品種だという。道の脇に植えてある桜の木の左右のサイドを提灯が渡っている。小さな小さな山の麓から山頂の広場までそれを愛でるお花見。満開だ。花びらがチラチラ散るのではなく、花が一輪ポトっと落ちるそうだ。
山頂の広場では出店があったり公園でたくさんの子供が遊んでいたり長閑な桜祭りだった。
ビニールシートを広げての酒盛りの風景は見られなかった。のどかで、どことなく懐かしい風景だ。ぽかぽかの日差しの中のお散歩、ドライブだ。思わず車内は窓を開けたくなる。
家族や、妻にもそのトンネルから見える空を見せたかったと思う。立派とは言えないがなんとも言えないほのぼのとした桜のトンネルが続く。空を見上げたくなるような花見。
沖縄では、もう一つの桜の名所、沖縄北部の今帰仁城跡にも出向いた。
「琉球王国のグスク及び関連遺産群」としてユネスコの世界文化遺産にも指定されている。
ここの桜もそぞろ歩きがいい。
沖縄の花見は早い早い春の訪れをそぞろ歩く感じなんだなと。ぽかぽかの陽気、2月初旬の沖縄も雨の日は肌寒いが、動いていれば半袖でも。夕方からは一枚はおるが、もうTシャツ一枚でもOKだ。日本も広い。帰った次の日は東京は大雪注意報だった。
とはいえ、家の近くの桜並木の枝先の蕾も少しずつ大きくなっているような気がする。
今年の開花予想をウェザーマップより。一番早いのは福岡。3月20日開花予想。
広島は、3月23日開花予想。4月4日が満開予想。東京は、3月22日開花予想、満開予想は3月30日。今のところ一番遅いのは釧路の5月10日開花。5月13日満開。沖縄や釧路は品種が違うそうだが、桜前線が北上する日本。温暖化や、四季がぼんやりし始めたなんて心配もあるが、日本らしい四季の移り変わりを実感できる季節はもうすぐだ。