世界で流行っている新型コロナウイルスの99%はオミクロン株になったそうだ。

もちろんオミクロン株になってからも様々な亜型が存在している。
コロナウイルスを発症したからといってもうかからないわけではない。

オミクロン株が流行し始めて明らかに周りの状況も変わった。
今まで、コロナは大変こわい病気だ、コロナになってしまうと大変な事態になる。
近しい方にもお亡くなりになった方もいて、人ごとではなく気を引き締めて対策しなければと思っていた。
特殊な病気という感じもしていた。政府も行動制限などを設けて対策してきた。
ところが、最近は行動制限などもなく、風邪みたいな感じ?そんな意見も聞こえてくる。
しかし国内コロナウイルス感染症の発生数はまだまだ高い。かかれば隔離が必要だ。
発生数の増加はコロナPCR検査等が浸透してきて検査しやすくなったこともあるだろう。だけど、オミクロン株は明らかに感染しやすい。

オミクロン株になって今まで、遠くで聞こえていた感染の話も本当にすぐそこで発生している。
2歳の子供がまず熱を出した。多分保育園でもらってきたんじゃないかと思う。その後相次いで、お父さん、お母さん、2ヶ月の赤ちゃんまで高熱を出した。抗原検査で陽性も出た。2歳の子どもお父さんの発熱までは、自宅でなんとかできると、国の指針によって自宅療養で頑張ろうと思っていたが、生まれてまだ間もない赤ちゃんは危険を感じたそうだ。救急車を呼んでお母さんが付き添って幸いにも入院先も決まったそうだ。残されたお父さんと2歳児だって大変なわけだ。時間差でちょっと良くなってきた2歳児の食事だって高熱でうなされているお父さんが作らなければならない。住んでいる自治体には食料品配布等は基本はないそうだ。

家の前まで食料や経口飲料を家族に運んでもらっても、家族自体が高齢でコロナの部屋の中に入ってもらうことはできないという判断だ。こんな自宅療養がまかり通っていることは、もう医療現場も崩壊しているってことなんだなあ、と今回実感する。

広島市の場合は、HER-SYS ID のお知らせがあれば希望者には、食料品屋、衛生用品のパックを送ってくれるそうだ。感染拡大で保健所業務は逼迫していて遅れは生じているようだが、自治体によっての違いにも驚いた。

ニュースでは、コロナウイルス感染症の全数把握の賛否が話題になっていた。
都道府県の判断で氏名や住所などの把握する感染者を重症かリスクの高い人に限定するというもの。外国ではこのシステムを導入しているところも多くスタンダードな考え方とも言える。
これは、医療機関の逼迫の対策になるとも期待されている。
しかし、東京都知事は容態急変に備えてリスクの低い人も把握が必要とその意見に反対している。ますます、自宅で苦しむ方が増えはしないか心配ではある。



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