メタバース(仮想現実)を紹介するリアルな展示会「METAVERSE EXPO JAPAN
2022」に伺った。
いくらでも仮想現実の世界で紹介できる技術を揃えている企業たちが、リアルな会場で技術を紹介。もちろん生身の人間がそれらを使用するわけで、それをやっているところや、大掛かりな機材を説明を聞きながらこれからの展開も技術者に直接あって話せるわけで、リアルな展示会の意義は大きいと思う。
都内の素晴らしいホテルの中の2フロアーを貸し切っての豪華なイベントだった。
関係者・マスコミなど完全招待制であったが2日間で25余りのカンファレンスが行われた。
ボクが伺ったのは、2日目。「メタバースで都市体験をどう拡張させていくか」と「教育・福祉分野におけるまたバースデー活用の可能性」の2つのカンファレンスを聞いた。
教育に関して学校法人角川ドワンゴ学園の園利一郎さん、福祉分野におけるメタバース活用について東京大学の登嶋健太さんが話された。
登嶋さんのメタバース活用に置いては普段ボクも、実際要介護5の体、障害者1級のボクが体験させてもらっている。現在もすでに十分楽しませてもらっているが、近い将来、高齢者や、障害を持った人たちにとっての可能性は身をもって感じている。例えば、Quest2を被って仮想現実の世界に行けば、普段の車椅子の喋れない神足さんではない。新しい自由を見つけた気分である。もちろんいつもの神足さんであってもいいわけだけど、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)の中には選ぶ自由もある。そして世界中のどこにでもいけ、自分の意思で街を見回せる、空間に絵を描いて世界中で売る事だってできる。こうして今現在だって高齢者や障害を持った人たちと楽しんでいる。これからはもっと身近になるんだと思う。
数年前までは「こんなソフトがある」とか「ゲームができた」そんな事がニュースになっていたが、現在では、企業がどうそれを活用していくかや、実際の活用例を発表しているのだなと感じた。なんとなく特殊な人だけが知っているVRが大きな企業の参入や研究で身近になったことがよくわかった。
1年以内に活用する準備をしているところが多かった。まだまだ仕組みを見ると大掛かりだったりするが、大日本印刷のブースではバーチャルな世界の中に自分がそこにいるように映像上で動くことができる。
株式会社バスキュール/JAXAの宇宙遊泳はそれ自体の体験も面白かったが、将来こうなっていくであろうVRの展望が想像できて(きっとボクが想像する以上のものだけど)それこそ体が動かないボクだって世界旅行どころか宇宙にだっていけるのだ。しかも浮遊感なんかも感じることもできるようになったりするんだろうなあ。
当日は、会場内にバリアがあるため車椅子のボクをサポートしてくれる専属スタッフがついてくれたり、声をかけたら近くのスタッフが手伝ってくれたり、人間バリアフリーな会場で思う存分取材できたことを付け加える。さまざまな企業の話はまた次の機会に紹介したい。
METAVERSE EXPO JAPAN 2022公式HP
(開催:2022/7/27~28)
https://www.mej2022.com/
タグ:テクノロジー