新型コロナウィルスの騒動の前のことだ。覚えているだろうか。
2019年東京オリンピックの観戦チケットが発売となった。
東京五輪のチケットは高い人気となった。予想をはるかに超える観戦チケットの申し込みだった。初回の抽選で全て落選してしまった日本在住を対象に再びセカンドチャンスとなる抽選発売を実施した。様々な販売計画が変更になってチャンスを多少与えてくれてはいたが、人気に枚数が全く追いついていなかった。
首都圏に住む人々は特にどうやったらチケットが購入できるか、当たったという人はどんなチケットを購入したか話題にもなった。我が家でもバリアフリーの座席を申し込んでみたが、なかなか当選はできていなかった。「水球や、埼玉で行われるバスケや、国立競技場で行われない種目でも逆にキャパが少ないから倍率は激しいんだって」特に取れそうなチケットを狙っていたわけではなく、観たいチケットを申し込んでみていたがなかなか苦戦していた。申し込み枚数限界まで申し込みようやく少しゲットできた。
この異常なまでのチケットの争奪戦は主催者は、もちろんうれしい悲鳴だったに違いない。
リオで行われたオリンピックではチケットは売れ残ったり無料配布されたと聞いた。
こんなに盛り上がりを見せたオリンピックは近年類をみないと言われていたくらいだ。
昨年コロナウイルスでオリンピック、パラリンピックが一年伸びた時、チケットの払い戻しも行うと通知も来たが、そのままにしてきた。今年のオリンピック、パラリンピックで同様のカードにもちろん使用できるから。
そして、ついには東京オリンピック・パラリンピックについて、日本政府と東京都、大会組織委員会、国際オリンピック委員会(IOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)は3月20日夜、海外からの一般観客の受け入れを断念することで合意している。
大体の計算だが海外向けのチケット販売は全体の2割弱だったそうである。そしてボクの元にも東京2020大会の観戦チケットの取り扱いについてというメールが4月28日に届いた。4月28日に開催された5種競技において合意された内容だが
『観客上限については、海外からの観戦を認めないとの大きな事情変更がある中で、変異株による国内感染の状況も踏まえ、観客数に係る判断は6月に国内のスポーツイベント等における上限規制に準じることを基本に行うこと』とのこと。
今まで大会を心待ちにしてきたボクだって、もう行うのは無理なんじゃないかなって思っている。
一度はオリンピックを本気でめざしていたのだ、選手やアスリートにとって、周りの人々や
いやみる人たちにとっても大切な大会だってことがわかる。
いや、そんなことだけじゃない。大人の事情、経済損失さまざまなことが管を巻いている。しかしそれだって断念するしかない。日本のみんなだってもうきっとそう思っているに違いない。できたほうがいいに決まっている。そうは思うんだけどね。
安全に今の日本でオリンピックを行えるとは思わない。
IOCのトーマス・バッハ会長に決断を下される前に日本の意思を伝えるべきだとは思うんだけどなあ。
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