東京を巡る旅のVR映像を東京大学先端科学技術センター 稲見・檜山・瓜生研究室の登嶋健太さんと作った。その中で、豊洲市場に初めて伺った。そこは清潔なビルが何棟か並び築地市場の面影はない。

近代的で新しい東京を象徴する場所の一つだ。東京にある中央卸売市場の11箇所のうちの一つで築地の代替施設として建設された。長年親しんだ築地市場からの引っ越しで物議を醸し出した東京都の大事業である。

築地市場は場外という独特な街が出来上がっていた。東京の台所と呼ばれていた卸売市場の門前にバラックのような店が自然発生したのだそう。プロも買い物に来るし、一般の人だってウロウロ買い物ができた。飲食店も最初は市場にくる買い付け人のために朝早くからやっていた定食屋やラーメン屋、市場で買いつけたばかりのお買い得を食べさせる寿司屋など‥‥‥
それや調理に使う物品や素材いろんなものが並んでいた。行くだけで目を楽しませてもくれた。ボクも出版社で築地ガイドブックなんていうのも毎年つくっていた。その築地の代わりにできたのだ。



だから新しい豊洲に行くのはとても楽しみにしていた。
新しい東京の新しい街にどーーんと建っている。なんでもないビルが連立しているようにも見えるが、どことなく未来的。駐車場のビルから渡り廊下に続き5つのビルがつながっている。モノレールも交差して乗り入れている。
豊洲市場の屋上から見える対岸の東京はそれこそ『THE TOKYO』ぜひ見てほしい風景だ。そこからの東京を見るだけでもここに来る価値もある。圧巻だったのが5時55分から始まるマグロの競り。



事前申し込み抽選制。マグロの競り見学デッキから見学する。セリをしている所からちょっと離れているガラス越しなのでどうかな?と思っていたが始まってみるとその独特なセリの掛け声に圧倒される。どんどん競り落とされていく。市場にきたぞとゾワゾワする。抽選から漏れた人でも2階見学通路からは見れるそうだ。まだいわゆる場外というところはできていないそうだが、飲食街、物販販売の棟もあって評判の寿司屋で寿司もいただいた。安くて美味かった。物販のところは卵焼き屋さんや、野菜を扱う店など様々だったがまだこれからなんだろうなあという印象。

ボクはここを東京の旅のコースにぜひ入れたいと思っている。築地のような独特な年月をかけてできた街にはまだなっていないが豊洲市場とその周りの面白い豊洲がきっと東京の顔になってくれると思っているから。