今日も台風17号が接近しているというニュース。広島にいる知人は明日になって移動手段がなくなるといけないと念のため尾道へ早めに入ると言っている。
先日の台風15号は関東地方に直撃のコースをとった。我が家のある神奈川県も夜中にものすごい風の音で窓ガラスが割れるのではないかと思ったぐらいだ。
朝になっても交通機関が麻痺していてなかなか普通の生活には戻れなかった。続々と入ってくるニュースは千葉県を中心にする各地の甚大な被害。我が家の近くでも大木が根こそぎ倒れたりフェンスがすっ飛んで道を塞ぎ公道が通行止めになったりした。
千葉県では電気の復旧が思いのほか難航していた。
もしもボクの家が停電になったら・・・お風呂や冷蔵庫はもちろんのことボクが外階段を降りる為のリフトだって使えない。痰を除去する吸入器やエアーマットになっているベッドも空気が徐々に抜けていってしまう。災害用の応急処置も手動にしたりできるようではあるけれど。
在宅で呼吸器を使用している方だっているだろうし、我々在宅で診てもらっている人間にとって電気はなくてはならないものだ。病院などに入っているならまだしも在宅では限りがある。我が家でも大型の充電器を購入したが発電機があったほうがいいんじゃないかと話している。
今のボクだったら普通食もままならないから食事だって苦労したに違いない。
あまりニュースにも出てこないので障がい者や高齢者の皆さんがどうされていたかわからないが、健常者より手を焼かせてしまうボクは災害時は周りの方も大変だろう。
災害時に小さな赤ちゃんやお子さん、障害を持った方々、高齢者など、泣いたり大きな声を出してしまったり、はたまた排泄の臭いや場所など・・・広い避難所では健常の方だって非常時だ。大変な時にまわりのかたを含めてもご苦労も多いだろうとおもう。
そう考えるとボクは中々避難所の普通のスペースには行けないんだろうなと考えている。実際に町会が調査した避難アンケートには、もしもの時は自宅が崩壊していない限り自宅待機ということを欄外に記入した。アンケート上でもイレギュラーな答えだ。避難所に行くにしたって自力では行けない。
準備するものは健常なかたのものに加えて、介護・医療用品が加わる。
最近色々調べていて便利だと思ったものに「とろみ飲料」という缶入りスクリュータイプの飲み物だ。
とろみをつけなければいけない身体の方には大変手軽で便利なものだとおもう。
災害時にとろみ剤を使用して飲み物を作ることは考えてみただけでも困難だ。この大和製罐の飲み物はとろみがついて賞味期限も長い。スポーツドリンクやお茶などのバリエーションもある。避難用のリュックに入れておけば安心なんじゃないだろうか。
あと、購入しなければと家族が思ったものが簡易型担架。座面に背もたれが付いた形の薄型クッションの座面、背もたれに持ち手が付いていて両側から2名でボクを座った形で運んでもらえる。もしくは、大きな大人用おんぶ紐。そんなものが必要だと話している。実際のところは、それで家族が無事でいられるのか、そうでなければ自分がそこまでして避難するべきなのかも考えてしまう。
自然災害には逆らえない。どううまく自衛するか、ちゃんと考えておかなければならないと思う。
