呉市・灰が峰の山頂付近にある
白いドーム状の建物。
気象庁が設置している
気象レーダーですが、
現在、新型のレーダーへ
更新する作業が行われています。
気象レーダーといえば、
今ではスマホでも
簡単に見ることができ、
特に雨の日は
お世話になっている方も
多いと思います。
この気象レーダーで
数百キロの範囲の雨や雪を観測。
気象庁は全国に
20か所のレーダーを設置し
日本全体をカバーしています。
去年から気象庁は、
施設の老朽化や観測強化を目的に
全国の気象レーダーを
順次、新型レーダーへと
更新する作業を進めています。
これまでに
東京(3月)、福井(11月)、
大阪(12月)、福岡(1月)の
4か所で作業が終わり、
現在、広島と名古屋で
更新作業が進められています。
そのため広島のレーダーは
現在休止中です。
きょうはアンテナと
そこにかぶせるドームの
設置作業がありました。
旧型レーダーは
あすには解体されるため
新旧2つのドームが並ぶ姿は
貴重なショットです。
今回、新たに設置されたのは
「二重偏波気象レーダー」と
呼ばれるものです。
観測にかかる時間が短縮されるほか、
その名が示す通り、
同時に2つの波を発射して
観測することで
降水粒子をこれまでよりも
精度よく推定できるようになります。
また、これまで難しかった
大気中にある降水粒子が
雨か雪か、ひょう・あられなのか
判別することが可能になります。
積乱雲の発達や衰退の過程が
詳しく把握できるようになり、
局地的な豪雨の予測精度の向上も
期待されています。
この新型レーダーの運用開始は
2月下旬の予定です。
RCCニュース)灰ヶ峰の気象レーダー 最新型に更新 広島・呉市 豪雨観測の向上に期待(RCCニュース)
レーダー・ナウキャスト(気象庁HP)
気象庁HP)気象レーダーに関する説明(気象庁HP)