すでに敏感な方は
感じているという花粉症
2つの民間気象会社の予想では
本格的に飛び始める時期を
迎えています。
今月下旬から来月にはスギ花粉の
飛散ピークを迎える予想
です。



そんな飛ぶのを待っているスギ花粉を
花粉症歴5年という小林キャスターが
決死の思いで調査をしてきました。



訪れたのは広島市安佐北区のスギ林。
中には茶色く色づいた雄花の花芽が
数多くぶら下がった木もありました。
触ってみて花粉が飛び出す花芽は
まだ少ない感じでしたが、
それでも一部には
フワッと花粉が飛び出すモノも…。
もうちょっと暖かくなれば
一気に飛び出してきそうな気配です。

毎年、環境省が行っている
スギ雄花花芽調査によると、
広島の調査エリアにおける
今年度の花芽の数は
昨年度に比べて1.2倍。
最近10年の平均と比べても
1.2倍ほどだそうです。

令和2年度スギ雄花花芽調査の結果について(環境省)



広島県の森林分布をみると、
スギは県西部の太田川沿いに分布。
ヒノキは県北部に
広く分布
しています。
一方、降水量がそんなに多くない
県中部~東部に広がる赤色は
アカマツです。

スギ・ヒノキに関するデータ(林野庁)





ただスギ林が近くにないからといって
スギの花粉の影響が
小さいわけではないことは
みなさん実感していると思います。

スギ花粉の直径は30~40μm程度。
μm(マイクロメートル)は
1mmの1/1000
(=0.001mm)です。

日頃、天気予報で登場する
空を漂う(降ってくる)モノと
大きさ比べると
以下のようになります

雪の結晶(0.1~数mm)
 >>スギ花粉(30~40μm)
   >黄砂(4μm程度)
    >PM2.5(2.5μm以下)


そんなスギ花粉は風にのると
100キロ以上離れた場所へも
余裕で飛んでいきます。

またアスファルトの多い都市部では
花粉が地面に落ちても
土で捉えられずに再び舞い上がる
二次飛散
も起こります。


コロナ禍での花粉シーズンについて
今井耳鼻咽喉科(広島市佐伯区)の
今井医師は次のように
指摘しています。



花粉症の方にとっては
つらいシーズンのスタートですが
なんとか乗り切れるよう
頑張ってください。



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