POST:岩永 哲


こちらはきのうの日の出前に
広島市安佐南区の武田山から撮影されたもの。
きのう鹿児島県から打ち上げられた
イプシロンロケットと
その直後に上空にできたできた
夜光雲(やこううん)と呼ばれる珍しい雲です。



ふだん私たちが見ている雲ができるのは
上空の高さ十数キロまでの対流圏の中ですが、
夜光雲は上空の高さ80キロ前後の
中間圏と呼ばれる非常に高いところにできる雲です。
このうちロケットの打ち上げによってできるものは
ロケット雲とも呼ばれますが、
打ち上げの際に出た
チリやガスが核となって氷の粒となり
雲になったとみられています。
日の出前や日没直後に観測しやすくなり
まさにきのう早朝がその条件だったというわけです。



きのうは九州をはじめ西日本で広く観測されました。
とても珍しい現象なので見られた方は
ラッキーだったと言えそうです。




さて、今週は暖かい日が続いていましたが、
来週は一転して強力な寒気が南下して
厳しい寒さとなる予想です。

先週は厳しい寒さ、今週は暖かい陽気、
そして来週は再び強力な寒気が南下…と
気温の変動が非常に大きいです。



来週、日本へやってくる強力寒気は
現在、ロシア東部でどんどんたまっています。
極東ロシアにあるオイミャコンという村では
-60℃を下回る気温を観測。
現地の人が投稿した画像が
SNS上で話題となっています。

人が定住している場所では
世界で一番寒いともいわれるオイミャコン。
この猛烈な寒さをもたらす寒気の中心が
そのまま日本に来るわけではないですが、
来週はその一部が西回りで日本へと
流れ込んでくる予想です。




ちまたの天気コーナーでは寒くなる度に
最強寒波というフレーズ安易に使われ、
最強という言葉慣れしてしまい
よくわからなくなりそうですが、
来週の寒気の強さは
西日本的にこの冬では一番強いレベル。
寒さが厳しかった先週11(木)と
同等かそれ以上の強さの可能性があります。

中国山地では大雪、
北部や内陸も所によっては
まとまった雪となるかもしれません。
また沿岸部でも厳しい寒さとなります。
南部の予報に雪マークはありませんが、
雪雲の流れ込み次第では
沿岸部でも雪の影響が出る可能性もあるので
今後の最新情報を確認ください。



そして強力寒気が流入する前、
週明けの22(月)は低気圧が
四国沖の南海上を東へと進む予想です。
南岸低気圧と呼ばれるもので、
上空の気温や降り始めの時間次第では
北部中心に雪が交じる可能性があります。

現時点で南部は雨の可能性が高めですが
念のため月曜の雨か雪かの降り方については
ちょっと気にしておいてください。