7月22日「POKÉMON GO」が配信され始めた。いてもたってもいられなくて当日ダウンロードした。
スマホなどの端末にゲームをダウンロードして持ち歩くスタイルのゲームだ。元になるゲームは1996年に任天堂がゲームボーイ用に発売した「ポケットモンスター」だ。テレビ番組にもなったし、グッズや、カードゲームなど小中学生から大人まで夢中になった。

実のところ「ポケットモンスター」はボクはあまりやらなかった。ボクの子供たちが少しやっていたぐらい。
ボクの家はなんでも自由をモットーとしていたので子どもたちもゲームはやり放題。と、いうか親が率先してやっていた。ゲーム&ウオッチからはじまりゲームボーイのスーパーマリオブラザーズ、ベースボールに、DSになってもいろいろやった。
任天堂ばかりでなくて、SONYのプレステーションなんかも子どもに買っているふりをしてずいぶんや熱心にやった。
ゼルダの冒険、ドラゴンクエストにファイナルファンタジー、ドンキーコング、ぷよぷよ、かまいたちの夜、がんばれ五右衛門、テトリス、みんなのゴルフ、鉄拳、などなどあげればきりがない。もちろん仕事の一環としてやらなければならないってこともあったけれどそれについやした時間はかなりのものだ。

しかし、もう10年ぐらい新しいゲームはボクを夢中にはさせなかった。
おととしあたり「POKÉMON GO」と同じ会社が作った「Ingress」というゲームはパソコン雑誌の元編集長の友人やボクの息子なんかは夢中になっていたが、ボクはおもしろさがわからなかった。「POKÉMON GO」と同じく街を歩き回ってポイント(ポータル、POKÉMON GOのポケストップの元になっている)で交信、二色(青、緑)に分かれて陣地を取り合う。
「歩くだなんて、、、だいたい夜中にそんなにうろうろ歩いてたら不審者だと思われるぞ」そういって息子を脅かしていた。

それがだ、『POKÉMON GO』はやっぱりダウンロードしてみようかなって言う気持ちになった。ベッドの上で。歩けないのに。
妻に「朝になったら家の周りをちょっと代わりに歩いてみてくれないか?」
そう頼んだ。ポケットモンスターのテレビアニメの主人公のトレーナーさとしが連れているポケモンが「ピカチュー」。だからボクもピカチューをGETしたい。
裏技があって始めるときに頑張ればピカチューがとれるらしい。「パパ、公園の横の○○さんの家の門のとこにピカチュウはいたよ」という。「それまで2キロは歩いて探したんだから」興味がないといっていた妻も興奮気味。

それから、「坂道が多い我が家の近くでPokémon GOをするなら電動車いすにしたほうがいいんじゃないか?」とか「実際それを糧に歩けるようになったりして」なんて話まで出て盛り上がった。このゲームは出不精なボクを外に連れ出そうとしてくれている。

実際これをつくったジョン・ハンケは『世界をよくするためにはみんなが外に出ること」と言っている。外に出れば「風が吹けば桶屋が儲かる」ように何かが変わるのだ。高齢者から子どもまでPOKÉMON GOで外に出よう。熱中症と歩きスマホには気をつけてね。


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