本格的な春がやってきて人々も外に飛び出してくる。街を歩いていても、どことなしに歩いている人も多く足取りも軽い。街路樹の緑がやさしくきらきらしている。車椅子で出不精なボクだってちょっと外に出てみようかなあと思う。

ゴールデンウイークは身体を壊してからはほとんど、箱根芦ノ湖のコテージに泊まっている子どもの同級生の家族とその友人たちと10数人で出かける。
我が家も、おじいちゃんおばあちゃんまでみんなで行く。
コテージは半官半民だったか、障がい者割引のバリアフリーのコテージが1棟あり、その隣の普通のコテージと2棟借りてワイワイがやがや夜はバーベキューをする。

コテージは障がい者割引が効く。
ありがたい。
それに駐車場から一番近いところにあるので車椅子でも山道を進まなくてよい。

そう、本当は木々に囲まれた森の中、芦ノ湖の湖畔も眺められる好立地。
奥のほうが山小屋に来たという気分は味わえるかもしれないが、車椅子ノリにとってはありがたい。
スロープでコテージに上がっていける。

トイレと洗面所の前はカーテンで仕切られていて、風呂場は椅子の高さぐらいに床がある。
そこに行くまで見たこともない構造だったが、車椅子の座面からそのままの高さで移乗できるように設計されている。



キッチンも車椅子に座ったまま調理できるぐらいに低くなっている。そう、ここは車椅子の方が一人で風呂に入ったり調理をできる方にはうってつけの施設だ。
スロープがある部屋がここしかないので毎年お願している。部屋をとる競争率もかなりである。
家族にとっては特に一緒に行く高齢の両親にとっては使いづらいのだが、ここはほんとうによくできているなあと感心する。
ボクとはちがうタイプの車椅子を使って普通に生活している方にはぴったりの施設ではないだろうか。



いろいろ旅に出かけたいと思っているが自力で動けない車椅子ノリにとってはかなり考える。
悪路では車椅子を押してくれるであろう妻にとってかなりの負担をかける。電動も試しているがなかなか「これだ」というものに出会わない。
自分の足の代わりなのだからここをまず整備しなければ快適な旅は難しい。
今年はそこをさらに真剣に考えたいと思っている。今まで躊躇していた場所にも行って見たい。
車椅子の旅計画情報は随時お知らせします。


タグ:旅行 車いす 障害 家族